「・・・っ・・」
待ちに待った放課後
約束通り私の家まで迎えに来てくれた早瀬川くんに付いていくようにしてランニングを始めたものの
「だいっ・・・じょーぶ」
日頃から頑張ってる早瀬川くんのペースは私には速くて付いていくのが精一杯っ・・・
「んー・・・俺、少し休みたいから休憩挟んでもいいかな?」
そうニコッと笑ってくれる早瀬川くん
早瀬川くん・・・全然疲れてる感じしないのに
きっと、私に気を使ってくれたんだ
ほんとに、優しいなぁ
私はその言葉に甘え、コクリと頷いた
丁度目の前にあった公園に入って、早瀬川くんに言われるがままベンチに座る
「はいっ」
"ちょっと待ってて"とその場を離れた早瀬川くんが戻ってくると、二本のペットボトルを手にしていて

