屋台が途切れ 聳え立つ一本の電灯の元に白い浴衣を着た女の子がポツリと立っていた ・・・つか、見覚えがあるような・・・ あ・・・ 「一ノ瀬さん?」 「へっ?!」 彼女に近づくにつれて更にはっきりとした人物像 普段はストレートにおろしている髪を 今日はサイドに纏めて結んでいて さらに浴衣を着ているからか、いつもと全然雰囲気が違くて 最初は誰だか分からなかった 「は、は、早瀬川くん!?!え、あ!ごめんなさい!!」 「え・・・?」 会って早々そう言って突然頭を下げる一ノ瀬さん