勇気を振り絞ってワイシャツのボタンをプチプチと外していく
ドキドキと緊張で指先が震えていつも以上に時間を掛けながらも
なんとか早瀬川くんが貸してくれた着替えに手足を通す
「・・・ブカブカっ・・」
袖丈は長く、足元と袖先を少し折って転ばないようにする
肩は・・・少しズレるけど、これはどうしようもないよね
でもなんか・・・
洋服貸してもらったり、家に上げて貰えたり
普通じゃ考えられないような、レアな幸せが続くから
「・・・カレカノみたい」
なんて調子に乗って妄想言葉をつぶやいてみたり・・・
・・・幸せっ
びしょ濡れの制服をバスタオルで包んで早瀬川くんが貸してくれたパーカーと共に抱えてゆっくりとリビングの戸を開ける

