「そうなんだ。ほら、テツ行くぞ」
「あ、おう」
いつもの優しい笑顔でそう言い残し、スタスターっと私達を通り過ぎて行った
ふえ・・・セーフかな?
勘違いされるところだったぁ〜・・・
町田くんも私から腕を退かしてくれて、ホッと肩を撫で下ろす
「一ノ瀬さん、年上を"友達"だなんて大胆だね」
"呼び名も"くん"だし。まあ、あれは嬉しいけど"と続けていう町田くん
って・・・うぇっ?!?
「年上っ??!」
「そ。俺、3年」
今までにない程のキラッキラの笑顔で楽しそうに明かす町田くん
「きっ、聞いてないです!!!」
「うん、言ってないし」
「・・・。」
やっぱり・・・この人変な人っ・・・

