月が綺麗だね。



返事をしないで猫とじゃれてる彼に今度は質問を変えてみた。

『ほんとにここにいる気なんですか?』

「だって君のこと心配だし。」


今度は返事が返ってきた。

『あたしね、そんな心配されるような人間じゃないし、そんな価値もないんだ……』


「僕もよくそう思う。」



『早く死にたいな。』