「玲、実はね、僕がしたかった事って、デートなんだ。最後に玲とデートがしたかった。」 嘘……なんで生きてるうちにそういうこと言ってくれなかったの? 瑞樹君のバカ。あたしの目からはどんどん涙が溢れてくる。 瑞樹君はあたしの涙を拭うと腕時計をちらっと見た。 さっきから、瑞樹君の様子がおかしい。 時間を気にしてるような……なんか用事でもあったのかな? 心配になり聞いてみた。 『瑞樹君?今日ってもしかしてなんか用事あった?』 「え?なんで……?」