月が綺麗だね。



「玲、実はね、僕がしたかった事って、デートなんだ。最後に玲とデートがしたかった。」



嘘……なんで生きてるうちにそういうこと言ってくれなかったの?

瑞樹君のバカ。あたしの目からはどんどん涙が溢れてくる。


瑞樹君はあたしの涙を拭うと腕時計をちらっと見た。

さっきから、瑞樹君の様子がおかしい。


時間を気にしてるような……なんか用事でもあったのかな?

心配になり聞いてみた。


『瑞樹君?今日ってもしかしてなんか用事あった?』



「え?なんで……?」