「多分今の玲は僕が手を差し伸べても、とれないよ。まずはさ、自分を信じろ。玲は割れやすいガラスみたいな女の子だ。泣いたっていい。人はね、泣かなきゃ前に進めないんだよ。でも今は前に進めなくてもいい。その場で立ち止まっててもいいんだよ?前に進まなきゃいけないなんて誰が決めたの?玲は玲でいろ。大丈夫、自分を信じればきっと。」 『自分を信じる……?』 あたしの目から久しぶりに流れる涙。 その瞬間あたしは温もりに包まれた。 さっきまでは冷たかったはずの瑞樹君の体。