瑞樹君の存在をないように思われているのが嫌で、悲しかった。
そして最後に公園に戻った。
『瑞樹君、あたしね、誰かが手を差し伸べてくれんのをバカみたいに待ってたんだ。誰でもよかった。助けてほしかった。でもただの甘えだよね……』
ベンチの瑞樹君の隣に座ると、無意識でそんな事を口にしていた。
「そんなことないよ。玲、よく聞いて?玲は他の人より少し、ほんのちょっとだけ生きることに憶病なんだ。僕もそうだった。僕が玲に手を差し伸べたら玲は僕の手を取ってくれる?」
そんなあたしに真面目に答えてくれる瑞樹君は本当に優しい。

