月が綺麗だね。


『そっかぁ……気にしないで!あたしなら大丈夫だから。』


明るく振舞った。本当は寂しいけど、用事なら仕方ないもん。


「ごめん……じゃあ行ってくる。帰ってきたら一番にここに来るから。」

『うん。行ってらっしゃい。』



本当は止めたかったよ。でも止めたら瑞樹君の迷惑になるかと思って止められなかった。

そして、あたしのおでこにキスをして、瑞樹君は出て行った。瑞樹君がいるから我慢した分、出て行ってから一人泣くあたし。




それからは毎日死んだように生きていた。ご飯も食べる気が起きず、太陽にもあたらない引きこもりの日々。


そういう生活をしてもう一ヶ月が経つ。それでも瑞樹君は帰ってこなかった。