あまり出かけるのは好きじゃないあたし。 でも瑞樹君とならどこへでも行きたい。こんなこと智の時も感じなかったよ。 多分あたしの気持ちには気づかないんだろうな。 「どこ行く?」 『え、あ、人が少ない所?』 急な問いかけに思わず本音を言ってしまった。人混みは苦手だから。 でも瑞樹君も人混みは苦手だったらしく隣の街をぶらぶらすることにした。平日という事もあってか、人は結構少なくあたしたちはそれなりに楽しんでいた。 あの子に会うまでは。 『え、なんで……?』