暗い時にこんな所に来るなんて普通なら怖いし嫌だけど、瑞樹君といるとそんなの関係なかった。 着いてからも左手に温もりを感じるから。 『いつもここにいるの?』 「たまにね。病んだら来る場所的な感じかな。」 ははっと苦笑い。 あたしはいいと思うけどな。病んだ時に行く場所があるのは。 『あたしもたまに来てもいいかな?』 驚いた後彼は優しく微笑んだ。