でも施設の人に迷惑をかけたくないから我慢するしかない、と。 『あたしと似てるね……でも瑞樹君は強い……』 「僕もそう思ったよ。だから玲と友達になりたかった。ちなみに僕は強くないよ。ちょっとついてきて。ここにいても風邪ひくだけだから別の場所に移動しよう。」 今さらだけどね、と笑い瑞樹君はあたしの手をとった。 少し歩いて着いた場所は廃墟のような場所。