アウト オブ ザ ブルー


披露宴終了後。


同じホテルにあるレストランで、結婚式の2次会が行なわれた。



一応顔を出してはみたものの、その席にキーチの姿はなかった。




乾杯酒を口にした後で、私も帰ろうかなと思い席を立つと、ゲストにビールを注いで回っていた友実に声をかけられた。


「ミッチ!」


「あ…友実。今日はホントにおめでとう…。あ、そのワンピースかわいいね」


「ありがとう。…って、そんなことよりミッチ、キーチには会った?」


友実は私にグラスを握らせ、そこにビールを注ぎながら言った。


「あ…、うん…」


友実はマスカラで際立たせた目を大きく輝かせた。


「へー、よかったじゃん!それで?キーチに何か言われた?」




「キーチに…?」




私はキーチと交わした言葉を思い返してみた。




「別に、これといって特には…」




私が首をかしげると、友実は眉間に皺を寄せた。


「えー?おっかしーなあ…。あいつ、私が電話したときに、マサとミッチはどうしてるかってしつこく聞いてきたんだよ」




「え…?」