相当ショックを受けただろうなと思ったが、 深雪ちゃんから返ってきたのは、思ったよりも明るい声だった。 〈わかりました…。これでやっと私も踏ん切りがつきそうです〉 「え…?」 何を踏ん切るというのだろう。 もしかして、このままコージさんのことはあきらめて、キーチと一緒にカナダへ行くというのだろうか。 けれど、私のカンははずれた。 〈先輩…、私、キーチに本当のことを言って、彼とは別れます…〉 「え…?」