マサと和解できないまま時は経ち、新しい年も早くも1ヶ月が過ぎようとしていた。
大学の試験が全部終わったのは嬉しかったが、私の心は雨模様のまま憂鬱な日々を重ねていた。
まおちゃんとの共同生活は楽しかったけれど、日中ひとりで家にいると、
やっぱり自分はひとりなんだと思わずにはいられなかった。
そんなある日。
私は妊婦検診のためにいつもの産婦人科へと出かけた。
天気がよかったので早目に家を出ると、駅に向かう途中、ふと近所の児童公園に目がいった。
最近は寒かったせいか、あまりここで遊んでいる人を見かけなかったけれど、
今日は比較的暖かく、何組かの親子が楽しそうに遊んでいる姿が見られた。
公園など以前はなんとも思わない場所だったが、
親になりかけている今、そこはいつしか気になる場所になっていた。

