忍ちゃんの話はこうだった。
マサが就職したらその給料で忍ちゃんを大学に行かせてやると約束してくれていたのに、
私と子どもを養うことになったからと、彼女に進学をあきらめるよう言ってきたのだそうだ。
忍ちゃんが大学に行かないと将来就きたい職業に就けないと言うと、
マサはそれなら奨学金をもらえそうな学校か昼間働いて夜間授業を受けられる学校にしろとか、
就職してお金ができてから社会人入試で大学に行けばいいとか言ったそうだが、
そうなると行ける学校が限られてくるし、忍ちゃん的にはそれじゃ納得できないということだった。
私さえ妊娠しなければ予定通り大学に行けるはずだったので、彼女は私のことが憎くて憎くてたまらないというわけなのだ…。

