あ、サッカー部だ。 青く広い空の下では、 赤いユニフォームを着た人たちがボールを蹴っている。 その中に1人、 一際輝いている男子がいた。 「…桜田。」 ボソッと呟いたつもりだったのに、 なぜか気づかれていた。 満面の笑みでこっちに手を振っている。 …かっこいい。 …好きだなぁ。