小学校低学年といえば、
何も気にせず正直に
想った事を口にする年頃
だから友達の言葉が
すごく痛かった…
それでも
笑って返していた
『何か転んぢゃって!!...』
先生達も何かを感じ始め
うちはいつしか
保健室登校になってた
家に帰れば夫婦喧嘩…
いつになっても聞こえる
怒鳴り声…
物を壊す大きな物音…
お兄ちゃん達は
ゲームばっかして…
ふと喧嘩してる
両親の方を見ると
お母さんが包丁を持ち
お父さんに
突き刺そうとしていた…
うちは急いで
お父さんの前に立ち
両手を広げた
『お父さん可哀想でしょ!!!
何でお母さんはそんな事
ばっかりするの!!!』
泣きながら叫んだ…
小さい頃のうちは
周りが羨むほど
お父さん子だった
だから必死で
お父さんを守ろうとしていた
でもそれが暴力がもっと
エスカレートする
きっかけになってしまった…
