『うん好きだょ

あたしお母さんの事

大好きだよ!!!』 




先生達はその言葉に

涙を流した



校長先生は

優しく抱き締めてくれた…




そして、傷だらけの

うちの背中や腕をさすりながら


『なんでお母さんは

こんな事するんだろうね…

こんないい子なのにね…』



その時はなんで

先生達が泣いているのか

なんて分からなかった…



『校長先生大丈夫だょ

あたし痛くても大丈夫

あたし強いから!!!』



と笑顔で言ったのを

うちは今でも覚えている…



校長先生の暖かい手と

暖かい温もりと

抱き締めてくれた体

きっとお母さんに

求めていたこと…