そんな事を考えていると,
猛烈な睡魔に襲われた。

最近,疲れてたし…

寝よっ…


私は,瞼を閉じた

夢を見た…

私は花畑にいて
ルウが白馬の王子様みたいな格好を
していた…

夢なのに…
とっても,幸せだった…

『…ル…ウ』

寝言を言っていた事も
私は知らなかった

その横で
笑顔のルウがいた事も…


しばらくすると,
私は目を覚ました…

「起きた?」

ん…?

隣を見ると…,

『ルウ⁉なんで⁈学校は?』

「もぅ終わったけど?笑」

へ…?

時計を見ると
もぅ午後5時過ぎていた。

どんだけ,爆睡してたんだろぅ…

「あっ…ゼリー食べる?」

『食べる!』

「はぃ,あーんは?」

『えっ⁉自分で食べれるょ?』

「黙って口開けようかぁ?」

『はい…』

私は恥ずかしがりながら
口を小さく開けた

パクッ

口の中に,みかんゼリーの
味が広がった

「ふっ…明日,楽しみだな」

『え…?』

「まさか,忘れてなんかないよね?デートの約束!」

ワスレテマシタ。笑

『すいません…笑』

「まぁいいやっ…明日,10時に迎えに来るから」

「じゃ,またな」

ガチャ

でーと…

ルウとデート…


嬉しい!

でも…なに着よう…
ルウの好みなんてわかんないょ!

私は急いで,クローゼットの中の
服をすべて出した…

お姉系?
ギャル系?
お嬢系?

わかんないょー!

すると、

ブーッブーッ

メールだ!

受信 王子

[その服、可愛い]

え…?

私が手に持っていた服は
大きなリボンがついた
ワンピースだった…

ルウはお嬢系が好きなんだ!

てか…
カーテン開いてた!

恥ずかしー!
一人でテンパってたし!

まぁ、服はこれで決まり!