そんなこんなで
放課後になった。

「理沙!行こっ‼」

『うん…どこなの⁇』

「駅前にある倉庫だょっ」

『ふぅん…』

私達は駅前まで歩いていた。

「ここらへんわかりにくいね…」

奈那美が誰かに電話をしだした。

「この突き当たりを行ったらすぐだって」

私は奈那美とまた歩いて行くと
倉庫が見えてきた。

『あれかな⁇』

「そぅだねっ」

ガラガラ〜

奈那美がドアを開けた。

中には特攻服に身を包んだ
男の人がたくさんいた。

奈那美はズカズカと中に
入っていったので
私も慌てて奈那美の後を追った。

「奈那美ー‼」

奥から声が聞こえた。

「奏‼」

奈那美もその声に返事をした。

辿り着いた所は
六人ぐらい男の人がいた。

ドクンッ

胸の中の何かが
弾ける音がした。

真ん中にドカッと
椅子に座っている
空色の綺麗な髪の毛の
男の人から目が離せなかった。

私どぅしたんだろぅ…