私はお風呂を借りた


シャワーで
体中を流した。

男達に触られた所は
赤くなるまで洗った。

思い出してしまぅ…

ウッ…

また涙が出てきた…

私はしばらく
浸かって上がった。

カゴの中には
ぶかぶかのスウェットがあった。

日向くんのかな…?

下着もおいてあった。

よく見ると
新しいのだ…

ふふっ…
全部のサイズのブラがあった。

日向くんが買ってきてくれたのかな?

私は服を着て
リビングに向かった。

ガチャ

『お風呂ありがとぅござぃます』

「いいのょっ はぃ ココア」

『ありがとぅござぃます』

「理沙さん…」

日向くんが
心配そうに私を見つめていた。

『日向くん…ありがとっ』

日向くんは
また顔を赤くした。

ガチャ

ドンッ

ぇ?

「こいつらだよな?」

雷斗さんが
あの男達をつれてきた

私は黙って頷いた。

日向くんが
私をかばうように
前に立ってくれた。

「てめぇら…どうしてくれんだよ?あぁ?何したかわかってんのか?」

雷斗さんが
低い声で言った。

「すぃませんでした…」

「すいませんでした?そんな言葉で済ませると思ってんのか⁈」

日向くんが
動き出して
男の胸ぐらを掴んで言った。

「ヤった方はな謝れば片付くけど、ヤられた方はどうすんだよ‼理沙さんの心の傷は一生消えねぇんだぞ⁉てめぇら責任とれんのか‼あぁん‼」

雷斗さんと
同じくらい
低い声で言った

私は自然と涙が出ていた。

次から次えと涙が出てきて
止まらなかった

それから、男達は
警察に出され
美也さんも警察に連れていかれた