私は高校二年生の元村 理沙 (もとむら りさ)
性格は内気で人見知り。

友達は親友の
矢野 奈那美 (やの ななみ)
しか、いなかった。

恋愛経験はなく
彼氏も出来た事がない。

私と奈那美が通っている高校は
家から近く歩いて登下校していた

奈那美の家は私の家とは
真逆で学校からは遠い。

キーンコーンカーンコーン

このチャイムは4時間目が終わり
今から昼休みが始まるチャイムだ。

「理沙ーっごはん食べよ‼」

奈那美が駆け寄ってきた。

奈那美とは同じクラスだ

『うんっ!』

私達はいつも通り
人があまりいない屋上にきた。

いつも通りご飯を食べていると
奈那美がいきなり

「ねぇ理沙って彼氏作らないの⁇」

私はいつも奈那美の恋愛話を
聞く専門で話す内容もなかった。
奈那美もそんな話を私には
ふってこなかった。

『えっ⁇彼氏とかまだ早いかなぁって…』

「はっ⁉もぅうちら高二だょ⁉」

『まだ恋とか愛とかわからないの…』

「理沙は男慣れしてなさすぎだよ!あたし今ねSKYに入っている人と付き合ってるんだけど今日集まりに行くんだけど理沙ついてきてくれない⁇」

SKYとは
地元で有名な
暴走族だ。
私はあまり知らない。

『え…やだょ‼』

「一生のお願い‼」

奈那美が顔の前で
両手を合わせてお願いしてきた。

はぁ…

『わかったょ…』

「やった‼理沙大好きっ‼」