「美優、絶対死なないって。」

海人の手があたしの肩をグって握った。

「うん。約束する。海人を悲しませたりしないよ。絶対死なないから。」

海人はうんっと言って笑った。

海人を悲しませたりしない。

大好きだから。

余命の日は段々と迫ってきた。