あたしが連絡を受けたのは、拓ちゃんが病院に運びこまれたあとだった。
お風呂からあがり、髪の毛を乾かしているときだった。
鳴り止まない電話をとってみると、信じられないことを言われた。
あたしを送って、帰っている途中ー……
飲酒運転の車が急につっこんできたらしい。
あたしが急いで病院に駆けつけたときは、拓ちゃんが息を引き取ったあとだった。
まだ温かい拓ちゃんの手を握りしめて、号泣したのを覚えてる。
つい何時間か前までは、あたしの前で笑っていたのに………
あたしを抱きしめてくれたのに………
そんな拓ちゃんは
もういない。

