ピンキーリング【短編】




それは、突然のことだったー……














「…ゃん!拓ちゃん!」



そう言って、あたしは拓ちゃんの頭をつついた。



今日は、拓ちゃん家で2人でお勉強。







……してたはずなのに、いつの間にかに寝てしまっていた。




拓ちゃんも起こしてくれればいいのに、自分もしっかり寝ちゃってるし。





「…ん? なな?」




そう言いながら目をこする。



すごく眠そうだ。





「拓ちゃん、もうこんな時間になってるからあたし帰るね。」




あたしの言葉に、拓ちゃんが寝ぼけ眼で時計を見た。





「うわっ寝過ぎた!」



ガバッと拓ちゃんが起きた。





…ー寝ぐせがついてる。


かわいい!







思わずニヤリとしてしまう。



そんなあたしを見て拓ちゃんが言った。






「…なな、何ニヤけてんの?


ちょっと待って、送っていくから。」




そう言って拓ちゃんが立ち上がる。



あたしは帰る準備がちゃっかりできていて、今にも帰れそうだった。