最初からそうするつもりだった。 彼と付き合ったときから、 "自分からは決して別れは告げない。 彼からの別れに反対はしない。" そう決めていた。 だって元々本気の恋じゃ無かったから。 だから私は彼のいう通りに 別れを選んだ。 高1の6月の終わり。 梅雨が終わり、そろそろ夏が訪れる。 そんな少しだけ暑苦しい夜のことだった。