家の前に着くとそこには彼の姿が。



「遅くなってごめんね。」


後ろから話しかけると、
彼はすごく難しそうな顔をしていた。



『バイトお疲れ。少し話がしたいから
場所移動しないか?』



そう言われ、
私たちは近くの公園に移動した。

この公園も彼との思い出の場所。

何度も二人でいろんなお話をした。




「は、話って何かな?」



久しぶりに彼の顔を見て
心臓が少しバクバクしている。



『あのさ。俺ら最近
かなりすれ違っちゃってるじゃん。』

「う、うん。そうだね。」

『中学のときみたいにデートとかも
全然できなくなったし。』

「そうだね。」



何がいいたいの?

心の底から体が震え立つ。



『隠し事とかもあったじゃん。』

「そ...そう....だね......」





そして、そのときは突然きた。


いや、むしろこれは突然なんかじゃなく
必然だったのかもしれない。