どうしてだろう?ウィンクルムは多少人 嫌いな面はあるけど、以前はここまであ からさまじゃなかったはずだ。
俺に対するウィンクルムの態度が変わっ たのは七夕祭の翌日――。
話し声でウィンクルムが寝付けないとい けない。俺は、里桜を外に連れ出し、何 となく遊歩道までやってきた。
「湊、大丈夫?」
「うん、平気。心配かけてごめん」
「心配もしたし、ハラハラもしたよー。
タクとのケンカで慣れてるつもりだった けど、やっぱり、人のケンカとか修羅場 見るのってドーンとくる。胸に重たいも のがね」
「うん、だよね。ビックリさせた?」
「色んな意味でビックリした。湊が女の 子とそういう風になるの、初めて見た し」
「モテないしね、俺」
里桜を心配させないよう、俺はできるだ け明るく言葉を返した。
「モテるとかモテないとか、そういうこ と言ってるんじゃないよ。
なんて言うかなー。湊はたしかに女っ気 がなかったけど、モテないわけじゃない んだよ。
本人が気付いてないだけで、けっこうモ テてたみたいだし?」
「元気付けようとしてくれてる?ありが と」
「そんなんじゃないよ、ホントーに!!
高校の時、他のクラスの女子が湊を好き だってウワサ聞いたのも、一度や二度 じゃないもん」
「初耳だ、そんなの」
「もー。そういうがっついてないトコ が、女子的には良かったんだと思うよ」
「そういうものかなー」
俺には全く分からない。


