《理解できる部分もありますが、罪のな い猫を巻き込まないでください!》
《メンヘラかww》
《同感。絆ってきれいごとにしか聞こえ ない》
《少しの間でも世話してもらえるなら、 猫も幸せだと思います。》
ネコ悪さんに対し否定的な意見もあれ ば、理解を示す声もある。ネコ悪さんの こと全ては知らないけど、否定的なコメ ントを見ると、なぜか俺まで責められて いる気分になった。ネコ悪さんに共感し たからかな、あまり気持ちのいいもの じゃない……。
気をとりなおして、引き続き他のコメン トにも目を通していった。
コメントを残す人も、その場で即興のハ ンドルネームを付けれるらしい。とある コメント主の名前が『ウィンクルム』に なっていたのが、俺の眠気を一気に覚め させる大きな理由だった。
《[ウィンクルム]
絆という漢字は、糸の半分と書く。相手 が一方的に断ち切ることもあれば、こち らが断ち切ることもある。
両方が…互いが相手を必要とする時に絆 は生まれる。だとしたら、あなたは苦し むことなどない。
必要でない人間などこの世にはいない し、猫も同じ。存在する意味があるの よ。》
このコメントを書いたのはウィンクルム なの?
彼女らしくない、と言うのは語弊がある けど、他人に……知らない人に対してこ ういうことを語る彼女を想像できない。


