彼女のすべてを知らないけれど


自分は今どうしたいのか――。

俺は、ウィンクルムのことをもっと知り たいし、彼女に必要とされたい。

急がなくていいから、ゆっくり、彼女と の関係を深めたい。

でも、彼女が俺と同じ気持ちかどうかは 分からない。いきなり告白しても、きっ と困らせるだけだ。

もっと、彼女のことを知るところから始 めよう。時間はたっぷりある。


この時、ウィンクルムが俺とミコトの会 話を全て聞いていたなんて、まったく気 付かなかった。彼女は眠っているものだ と思っていたから――。