や、うん。ちょっと溶けそうです。【短編】五



前々から気になっていた事だ
自分もまた一口含み、尋ねた

「いや、そのまま上がる。遠藤さんは他の大学?」

「迷うまでも無く、私も専願でそのままだよ。」


「良かった、じゃあまた一緒だね。」

こっちを向いてニッと笑う咲月くんから目が離せない


…良かったて、言った今?
嬉しすぎてどうにかなっちゃうんじゃないの
この際学科も聞きたいけど今度で良いや。神様ありがとう



「どうかした?アイス溶けちゃうよ…」

見つめたまま惚ける私に、最後まで食べ切った咲月くんが溶け掛かった私の手元を見て眉を寄せる