や、うん。ちょっと溶けそうです。【短編】五



ちょっと何が起こってるのか処理出来ない状況であわあわとしてる所
店に入って来たお客さんと目が合い、なんだか居た堪れないので外で待つ事にした

ドアを通ると再び蒸し暑い空気がまとわりつく

どうしようか、夢ではないか、と自分で腕を抓ってみて、それはないな。と我に返る

落ち着き無く待っていると、言葉通り
直ぐにコンビニ制服のまま咲月くんがアイスをぶら下げて出て来た

この格好でも様になるなぁ、なんて眺めていると少し恥ずかしそうにしながら前を指差す

「待たせてごめん。ここ暑いし、公園行こうか。」

そう言ってはにかんだ姿に緊張が少し和らいだ
そうだね。と相槌を打って道路を並んで渡る

炎天下の中、暑さに負けず遊具で遊ぶ子供の声が近づいて来る

元気だなぁ、とクスりと笑うと
咲月くんが、焦った様に今笑った?と尋ねて来るのがまた可愛くて更に口角を上げた