目を瞬かせ驚く彼から直ぐ様視線を外し、ろくな挨拶もせずにアイス売り場へと直行する。
最近見かけてないから願望でも映し出してしまってるんだろうか。
いやいや、あれはどう見てもお目当ての彼…いやでも、そんな馬鹿な…
悶々と掛けめぐる自問自答に決着をつけるため、熱さで外出する人もいないスッカラカンなレジに立つ
とは言ったものの、上を向く勇気が出ない…
132円です。と言う声に聞き覚えが有りすぎてどうしよう。
そそくさとポッケから小銭を出し、俯いたまま釣りが乗ったレシートとレジ袋を受け取る瞬間…
やはり、二学期まで見る機会も無いであろう咲月くんを近くで見たいと言う己の欲に勝てず、顔を上げる。
あー、こんな事ならマスカラぐらいしとくんだった。なんて後悔ももう遅い
見上げた先、色素の薄い瞳に囚われ
トクンと心臓が波打った



