仲間外れにしたつもりはない。
もちろんいじめとかでもない。
ただ……どうしたらいいか分からなかったんだ。
まだガキだった俺達には……そうすることしかできなかった。
でも、光輝はそれでも笑顔で俺達に近寄ってきた。
いつものように。
だけど……俺達はそんな光輝の笑顔を見る度に胸を痛めた。
おばさんが亡くなって辛いはずなのに。
あの試合で……最後におばさんに良いところを見せたかったはずなのに。
その夏休み中、俺達が光輝と遊ぶことはなかった。
毎日のように集まって遊んでいたのに……その日からパタリとなくなった。
俺達の罪悪感によって……俺達の関係が壊れ始めた。

