でも、冗談で良かった。

本気だったらパンチしてたかも。

「冗談なら許す」

「ははっ、ありがとな」

そう言って流くんはあたしの髪をくしゃっと撫でる。

キュン。

こんなやり取りが、何ヶ月続いただろう。