キーンコーンカーンコーン

チャイムが鳴った。



あたしは、急いで葵先生のところに行った。そして、思いを伝えた。

『あっあの、あたし一年三組の蓮華ほみり【れんげ】っていいます。
葵先生…あっあの、あっあたしをその…おっ女にしてください。』



『はっ!!』

『だから、あたしを女にしてください!!』

『なんで?』

『早く大人になりたいからです。』

『なんで、俺な訳?意味わかんねぇんだけど。』

『それは、あたしが先生を好きだからです。』

少しの沈黙の後先生が、言った言葉に、ビックリした。

『…ふーん。んぢゃ今日帰ったら、〇〇〇の店の近くにいろ。』

『じゃあな!』



あたしは、しばらく動けずにいた。まさか、そんなに早くいい答えをくれるとは、正直思ってなかったから…



ガバッ!

『うわぁ!!』

誰かと思って振り向くと、あたしの高校に入って一番最初に出来た友達の嘉山由珂【かやまゆか】だった。

『ちょっと、由珂いきなりどうしたの?』

内心、由珂にさっきの事が、見られてたらどうしよう~と思っていた。

『ほみり~ちゃんと見てたわよぉ~。葵先生への愛の告白!!頑張りなよ!報告待ってるからね。』


『うん、頑張る…。』



『弱気になるな』


あたしは、学校から急いで家に帰り着替えてバックに下着の予備を入れ家を出て、待ち合わせの場所に向かった。