君の声〜愛してると言って〜

「じゃーね、空!委員会頑張って!また明日〜」
「…はいはーい、サヨナラー麻央」

麻央め。委員会に入ってないからって、あんなに楽しそうに帰ることないじゃん…。

あーあ。委員会面倒くさー!
やっぱ入るんじゃなかった。

「はい、どこの学年も全員揃ったな。それじゃ、生活代表委員会を始めよう」

うわ、最悪。校内で怖い先生のベスト3全員揃ってるじゃん!
先生の話も耳に入ってこないほど、私はショックをうけていた。

「…じゃあ次、副委員長を決めるぞ」

あら、いつの間にか委員長決まってるし。

「誰かやりたい人いるかー?」
「「はいはいはーい!!!」」

2つの声が綺麗に重なった。振り向くとそこに居たのは…。

「嘘…。何で…」

今朝会ったあの人だった。
私が一目惚れした、高城海翔だった。

「俺!俺やりまーす!」
「いやいや!俺のほうがいいよね!せんせ!」

高城海翔は、もう1人の副委員長に立候補した人と張り合っていた。

「じゃあ、じゃんけんしなさい」

先生が呆れたように言った。

「「じゃんけんぽん!」」

残念なことに、高城海翔は負けてしまった。

「うわー!何で俺負けんだよ!」

そう言いながらも、太陽のような笑顔で笑っていた。

ヤバい。かっこいい…。
約13年生きてきたこの私、相澤空は生まれて初めて恋に落ちました。