君の声〜愛してると言って〜


「……じゃあ、以上」

ーキーンコーンカーンコーン

「……ら。…ら。…そら。空ってば!」
「う、ひゃい!!何でしょう、麻央様」
「何でしょう、じゃないわよ!もう5時間目よ!?あんた、1時間目からずっと寝てたわよ!!」

え!?
嘘〜!!
ヤバ、初日なのに1時間目から寝てるって、絶対 先生に目つけられた!!

「ふぁ〜。眠ーい。で、6時間目は?」
「あんた、何も話聞いてないのね…。」

だって、寝てたんだもん!
仕方ないじゃん!!

「委員会よ」
「ほぇ?」
「委員会を決めるの!」
「ぁ゛ぃ゛たっ!!」

麻央に殴られたー!!!!

「ったく。話聞けっての!」


ーキーンコーンカーンコーン


「それじゃー。委員会決めるぞー。
まず、委員長から決め……」

はぁ。
話長い。
委員長なんかやらねー。


「…相澤さん。相澤空さん?」
「ん?ぁ、はい。」

副委員長らしき人に、話しかけられた。

「ごめん。生活代表やってくれない?」
「え。せせ生活代表?何で私なの?」

生活代表とは、最も委員会で人気のないと言われている、面倒くさい委員会。

朝早く学校に来ては、玄関に立ち、生徒に挨拶をすると同時に、生徒の服装・頭髪がきちんとなってるか確かめなきゃならない。

もちろん。
生徒の服装・頭髪を確認する側なんだから、生活代表の人はきちんとした格好をしないと、先生に怒られる。
なんとも、面倒くさい委員会だ。


「空ちゃんしかいないの!皆、やろうとしないし!!」
「いやいや…。私もやる気、ないよ?」
「お願い!早く決めないと、居残りになるの!担任に怒られちゃうの!」

だからって、私にしなくても…。

「お願い!空ちゃん!!!!」
「…わぁかった!わかったから!やるよ!やりますよー!!!」
「ありがとう、空ちゃん!!!!」


マジ最悪。
麻央と一緒に学校行けないじゃん。


最悪な一学期になるね、これ…。