嫌いなんて言えない。


キーンコーンカーンコーン

「それでわ。さよなら」

挨拶後は教室がざわめきつく。

あたしはこの瞬間が嫌だった。

だから和夜くんの手を引きそそくさに教室を後にした。

「どーしたの?」

「早く優衣菜に会いたいからいそぐの」

あたしは振り向かず答える...

「お・・・おう。」

そしてあたし達は病院の前についた。

そして電話をかけた。優衣菜に・・・

「プルルル・・・ガチャ」

「あ!もしもし優衣菜?」

「うん。藍葉?どーしたの?」

「どーしたのじゃないよ!会いにきたの。」

「なんで?」

「会いたいから、あたしもだけどもう1人会いたい人がいるの。優衣菜に」

「だれ?」

「和夜くん。高橋和夜くんだよ!」

「私と高橋くん全然話したことないのに...」

「まぁ、いいから部屋番号教えて!」

「702だよ」

「わかった!じゃ」

あたし達は病院の中へ向かった!