ピピピ・・ピピピ。

カチッ

「っん-!!!」

あたしは大きく伸びをする。

カーテンから差し込むほどよい光がとても心地良い。

昨日、あのまま寝てしまったようだ。

普通どおり着替え

普通どおり食事をし

普通どおり登校した。

しかし、普通どおりの学校ではなかった。


隣に優衣菜がいない。

それだけなのになぜ違うの?

あたしにとっての

優衣菜の存在感その莫大な大きなに
今、始めて気がついた。