「美緒!? え、うそゴメン」 「だ、大丈夫だけど、ちょっと胸が」 オロオロしたように 狼狽するカナちゃん。 ウソだ。 ウソだウソだ。 覚悟はしていたつもりなのに、本当かもしれないと聞いただけで、泣きたくなるくらい器官が押しつぶされる。 あんなにカッコよくて優しくて、面倒見が良くって、いない方がおかしい。 分かってるけど、分かりたくなかった。 だってカノジョいたら 流石に太刀打ち出来ないもん。 人の幸せを壊して自分が幸せになろうだなんて考えるほど私はまだ腐ってない。