「ベタな誤解! ちげーよ
女バスの中にも好きな奴多いから」
男バスの田宮はカナちゃんの隣の席の人で。ご丁寧に足をこっちに向けるように座り直しながら『その会話混ぜて』なんて。
クラスメートながら
この人のコミュ力はすごい。
「なんで田宮が恋バナに?」
「いーじゃん。ていうか俺、瀬野センセーの彼女知ってるっていうね」
!?!?
せ、瀬野センセーの彼女知ってる!?
田宮の言葉によって、瀬野センセーは彼女持ちということが確信してしまった。
だ、大ダメージ…。
ガクッと机に顔を伏せる。
「え、そんなショック?
それ本気で好きなんじゃねーの?」
「トックニホンキデス」
「なんで田宮がセンセーの彼女知ってるの。それ、信憑性ある話?」
はっ、そうだまだ何も聞いてない!

