あの花が咲く前に③







「空斗・・・。

 私にできることないかな?」


吹雪が俺の手を取って

真剣な眼差しで聞いてくる。

いつもの俺なら ここでドキドキ

するんだろう。

・・・でも

今の俺は そんな余裕もなければ

心も冷めていて

どうしようもなかった。