ピピッピピピッ……___



「…ん?」



あれ…
さっきのは…夢か…?



ダルい体を無理矢理起こし
ぼんやりする頭で
さっき見たものを思い返した。




あれは…
きっとあいつらの声だ




『お前サイテーだな』



『紹介するわ、俺の彼女』





…思い出したくもねぇ

なんで今更…






「…あぁそうか」





あいつに出会っちまったからだ。

また、人と関わるように
なったからだ。



俺はまた…
同じことを繰り返すのか…?


簡単に信用して
また同じ過ちを繰り返すのかよ…?