『クラスのみんなへ
私はこのクラスが大好きが大好きでした。
いつでも楽しそうで、ノリが良くて明るい

このクラスが。

ですが、最後まで一緒に過ごすことができませんでした。

そして大きな嘘をついてしまいました。

直接言う勇気がないので手紙にして潤に託します。


私は、みんなの中で噂になっていたように、病院にいました。
入院していました。

理由は、とある病気が原因です。
私の病気は、体力が無くなっていきます。
走ることができなくなり、歩くことも立つこともできなくなります。
そして、最後には息をすることも辛くなり、死んでしまいます。

私はクラスのみんなに迷惑を
かけたくなかったから、
退学という道を選びました。

転校なんて嘘です。
ごめんなさい。


そして、この手紙を潤が読んでいるということは、


私はこの世にいません。


天国にいます。

いや、地獄かもしれません。

みんなに嘘ついたし。

まぁ、とにかく死んでしまったということです。


本当はみんなと一緒に卒業したかった。

修学旅行も行きたかった。

でも、死んじゃったからな。




私はここには書ききれないくらい

1人一人に伝えたい言葉があります。


なので、みんなに手紙を書きました。

たぶんこれから、潤が配ることでしょう。


私は病気で死んでしまいました。

ですが、みんなはまだ生きています。

これからの人生楽しく生きてください。


           美波 勇より 』