伝えたかった言葉。


でも、だからと言って…友達だからと言って心配してくれるとは限らない。

「まだ、心配してくれているとは限らないとか考えてるのか?!」


なんでわかっちゃうんだよ。
これもいつもの事。
潤は勇の心が読めるんじゃないかと思うくらいいつも言い当てる。


「だってそうじゃん。…みんな私の事なんかもう心の中の片隅にもいないくせに!!」



「だからそれは違うっていってるだろ!!」



またさっきとおんなじように怒鳴った。
そしてまた看護師さんたちがこっちを見る。
でもさっさと作業に戻る。



私にはそれがクラスメイトに見えた。


「何が違うんだよ…。私だって忘れてほしくない。でも私が死んじゃうってことも言いにくいんだよ!!」



「勇、お前死ぬのか……?」



あっ・・・、言っちゃった。