「明日・・・」


いつの間にか医者はいなくなり、

俺と勇の母さんだけとなっていた。



「明日の、お通夜、必ず来てください。クラスのみんなと。」




勇の母さんは勇のほほをなでながらそう言った。



「はい。」



俺は微笑みながらそう言った。


でも笑っている場合じゃない。

俺には勇に託された使命がある。