俺は、無我夢中に走っていた。 あの病院へと。 『勇さんが乗っていた救急車が、信号無視してきた車とぶつかって、大した事故ではなかったんですけど、勇さんの体力では助からなくて・・・』 事故? ふざけんなよ。 少しだけ長く生きれる、 またしゃべれるねって あんなに楽そうに言ってた 勇の顔が脳裏によみがえる。 __スゥー・・・ とても静かな自動ドアが開く。 今日は休みのはずなのに。 病室まで 走って 走って 走る・・・