「そっちはどうだ?」

「何が?」

「病気の状態だよ。」

「あぁ。まぁ、潤も知っての通り寝る時間が長くなってきて、もうだぶん自力で立てない。」

「そっか。」


そうなのだ。

もう、私は歩けない。
自力で立つことすら困難な状態。


「クラスのみんなには言えそうか?」

「たぶん。潤にも協力してもらうことになると思うけど。」


言える。
伝えられるけど、
直接ではない。

私が死んでからになると思う。

でもこのことは潤には言わない。

反対されるから。